好きなことから始めた起業を続けるには？３つのヒント
「好きなことを仕事にしているのに、最近ちょっと疲れた。」
「前はあんなに楽しかったのに…。」
「起業を始めた時はあんなにやる気があったのにな。」
こんな風に今の自分のビジネスに少し停滞を感じていたり、
もしかしたら何か違うことをしようかなとか、辞めようかなとまで考えていませんか？
私も起業してから3年経ちましたが、こんな風に感じることが何度もありました。
前回の記事では、なぜ好きだけでは起業が続けられないのかの理由を私の視点からお話ししました。
もし気になる方はこちらの記事も読んでみてくださいね。
今回はその続きとして、
「どうすれば、好きなことをビジネスとして続けられるか」
ここをお話ししたいなと思います。
好きなことで起業はできるし、成功もできる
ちょっと読み進める前に、一つ問いを投げかけさせてください。
「好きなことでは成功できない」ってどこかで思っていませんか？
あるいは、
誰かにそう言われたことはありますか？
もし今、「うん。あるかも」と頷いたあなたは、その考えは一旦、そっと横に置いてみてください。
好きなことで起業はできるし、成功もできる
これは断言します。
私自身、「本当に好きなことで成功できるのか？」と疑った時期がありました。
でも今は胸を張って言えます。
好きなことだからこそ、長く続けられる。
情熱があるからこそ、人に伝わる。
そしてそれが、結果的に「本当の成功」に繋がっていく。
スティーブ・ジョブズもこんな言葉を残しています。
“好きなことをやっていなければ、続けられない。
そしてまだ見つけられていないのであれば、それを探し続けなければいけない。”
世界中の人に影響を与えて、いい製品を作り上げた彼が言っているのだから、大丈夫です！
「好きなこと」を選ぶことは、持続可能な戦略なんです。
まずはこの言葉を頭ではなく、体で感じてみてくださいね。
*好きなこと＝パッション、情熱があること、ワクワクすること
好きなことで起業を続ける３つのヒント
ビジネスをしていると、誰にでも起こるのが、やる気や感情の波だと思います。
これは、あなた自身が成長している証であって、何も悪いことではないのです。
でももし、今なんだかモヤモヤしている、悩んでいると感じているなら次の３つのヒントを参考にしてみてくださいね！
１. 原点に戻る
「もうやりたくない」「私には無理かも」と感じた時、
まず戻るべきは「原点」です。
なぜ起業をしようと思ったのか、なぜ会社に勤めることではなく、自分でやろうと決めたのか、
どんな経験がビジネスをやろうと思ったきっかけになったのか、
原点に立ち返ってみてください。
私の場合、
国際結婚をしオーストラリアへ海外移住したので、両親のサポートがない中子育てをするなら、
自分が時間にも場所にも柔軟でありたい、そして、自分の好きなように自由にやりたいなと思っていたのが起業した理由です。
そして今の私のビジネスの原点となったきっかけは、
「やりたいことをやっていけ！」という今は亡き父からの言葉でした。
（ここにはもっと話すと長くなるような深いストーリーがあるのですが、また次の機会にこれはお話ししますね。）
私が行き先を見失った時に、これを思い出すことで、
もしかしたら今の自分は、あの時の希望であった「柔軟でありたい」ということとズレているから
こんなに気分が落ち込んでいるのかも知れない。
「自由」を忘れて、誰かの敷いたレールを歩いていないだろうか？
お客様のことを考えすぎて、無理をしすぎていないだろうか？
このように、一度、自分と向き合う時間を意図的に持ち、振り返ってみると
その時の感情や想いが込み上げてきたり、
今の自分を客観視することで、心と行動のズレに気づき、
「じゃぁ、どうしていこうか？」と前向きに進み力が戻ってきますよ。
２. 選択肢を増やす
もう一つは、２択をやめること。
人が迷いにハマる時、狭い視野でしかみれていない状態になることが多いです。
「AかBか」「続けるか続けないか」「SNS発信するかしないか」
そんなふうに、自分をたった２つの選択肢の中に絞ってしまっている状態。
私も昔から好き嫌いがはっきりしているタイプで（笑）、 小さい頃から「これがいい」「これはイヤ」と即決するワガママ女子でした。
社会人になってからも、「嫌になったら辞める」っていうスタンスで。 白か黒か、０か１００か。
そんな生き方をしていたんです。
でも、ある日読んだ本の中で出会ったたった一行が、
その考えをガラッと変えてくれました。
「私たちには無限の可能性と選択肢がある」
（どの本だったかは忘れてしまったけれど、この一文だけはずっと覚えています。）
この言葉を自分の人生に当てはめてみた時、
すぐに思い出したのがヘルシーレシピブログをやっていた頃のこと。
息子がまだ6ヶ月で、試作・撮影・編集・投稿… 全部一人でやっていたあの頃。
「ヘルシーな食事を多くの人に伝えたい！」という気持ちは本心だったけど、 現実的にはその工程に疲れてしまい、
「もう無理」と思って辞めてしまったんです。
でも今振り返ると、 辞める以外にも選択肢はたくさんあった。
たとえば：
オンラインクラスを開く
近所のコミュニティセンターでワークショップをする
YouTubeで簡単な料理動画を出す
作るだけじゃなく、“食べる楽しさ”を伝える発信をする
やめるか続けるか、だけじゃなかったんです。
形を変えながら続けることもできた。
インスタだけが発信の場所じゃないし、
ブログ書くのが苦手なら、音声配信もできる。
今の時代はもっともっと可能性と選択肢が広がっています！
そして私は、オーストラリアに来てそのことを
より強く感じるようになりました。
この国は、「Self＝自分」を大切にする文化。
いろんな国から来た人たちが、それぞれのやり方で生きています。
先日もビーチで見かけたのは、
80歳くらいのおばあちゃんが、
ビキニを着てビールを片手に笑っていた姿。
その姿を見て、なぜか泣きそうになったんです。
「人生って、こうやって自分のやり方で楽しんでいいんだ」って。
私たちはいつの間にか、
「こうしなきゃいけない」という狭い枠に自分を閉じ込めている。
でも本当は、選択肢はいつだって無限にある。
続けるとは、
形を決めることではなく、形を選び続けること。
３. 軸を持つ
自分軸――
もう何度も聞いた言葉かもしれません。 でも私はこれを、本当に大切にしているので、 何度でも伝えたいです。
ここで言う「軸」とは、
「自分のやり方を押し通すこと」でも、
「自分勝手に進むこと」でもありません。
それは、振り子に振り回されないこと。
お金が全てではない ↔︎ でもお金を儲けなければならない
家族を大切にしたい ↔︎ でも自分の時間も欲しい
ビジネスは戦略じゃない ↔︎ でも戦略がなければ動けない
私たちは、毎日こうやって心の中で揺れています。 あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。
神田昌典さんの「非常識な成功法則」という本の中に、こんな一節があります。
“振り子のような状態なかで、一歩も先に進めなくなってしまう。だから、いつまでたっても凡人は、裕福になれないんだ。”
本当にその通りだなと思うんです。
今の時代、AIに聞けば答えはいくらでも出てくる。
けれど、どれを選ぶかは自分でしか決められない。
最終的に必要なのは、決める力。
軸がないまま選択肢を増やすと、 今度は左右に揺れ動くだけでなく、 四方八方に引っ張られて動けなくなってしまいます。
だからこそ、まずは自分の中心に戻ること。
あの人が言っているから、じゃなくて。
「私はどう感じるか」と決める。
これが、私の考える「自分軸」です。
外の情報を取り入れながらも、
最終的には自分の内側の YES を優先する。
誰かの正解よりも、
自分のリズムや波長に合わせる。
それが、続ける力を育てる一番の方法。
軸を持つというのは、ブレないことではなく、
ブレてもちゃんと戻ってこられること。
これが、最後のヒントです。
まとめ：「好きな事を続ける」とは、自分を生かし続けること
今回のブログはなんだか、いつもより熱く語ってしまいましたね（笑）。
でもそれくらい、「続ける」というテーマは私の中でも大切なものなんです。
起業してビジネスをするということは、
ただお客様の悩みを解決することだけじゃなく、
あなた自身の心の成長そのものでもあるから。
だからこそ、時に迷ったり、疲れたり、燃え尽きたりして当たり前。
だけど、そんな時こそ思い出してほしいのは、
「原点に戻る」「選択肢を増やす」「軸を持つ」
この３つのシンプルなことです。
ビジネスを「頑張るもの」から「遊ぶように創るもの」に変えた瞬間、
きっとまた、あなたの情熱が自然に動き出します。
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